LDLコレステロールが増えるとどんなリスクがある?

LDLコレステロールは、肝臓のコレステロールを体の各器官に運びます。もし増えすぎると、血管壁に余分なコレステロールがたまってしまいます。では、どんなリスクがあるのでしょうか?

脂質異常症

血液中にLDLコレステロールと中性脂肪(トリグリセライド)などの脂質が高い状態を、脂質異常症といいます。以前は高脂血症とも言われていました。脂質異常があっても通常は何の症状もありません。ですが脂質異常はいわば血液がドロドロの状態です。当然、体に良いわけがありません。自覚症状がないために気づくのが遅れ、ある日突然、症状が出るのです。ですから、健康診断で脂質異常症の疑いあり、と言われたなら放置せずに、すぐに受診して医師の指導を受けることが大切です。特に最近は30代から50代の働き盛りの年代の方に脂質異常症の人が増えているので、ふだんから食生活や運動不足に注意し、なるべく規則正しい健康的な生活を心掛けることでコレステロール値をおさえましょう。

血液ドロドロ動脈硬化のリスク

血液中のコレステロールの値が高いと、動脈の内壁にコレステロールがたまって血管が硬くなります。すると血流が滞って動脈硬化がおきます。その結果、心臓の筋肉に酸素と栄養を送る冠動脈が細くなって心筋梗塞がおこったり、脳の動脈がつまって脳梗塞をおこしたりします。心筋梗塞や脳梗塞は突然死につながることがあるので、たかがコレステロールと甘く見てはいけないのです。

悪玉(LDL)コレステロールを減少させる食品は?

“食事によって悪玉コレステロール(LDL)を減らすことができるのでしょうか?食生活を改善して、動脈硬化の原因になる悪玉コレステロールを下げましょう。

「EPA」と「DHA」たっぷりの青魚

マグロ、サバ、サンマ、イワシ、ブリなどの青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は体内の悪玉コレステロールと中性脂肪の値を下げて血液をサラサラにします。しかも、善玉コレステロールを増やします。EPAとDHAを効率よく摂取するには刺身で食べるのが一番です。加熱調理する場合は、蒸し焼き、ホイル焼き、煮魚などにするのがおススメです。網焼きにすると脂肪が流れ出てしまうので、焼き魚にするならフライパンで焼くといいでしょう。また、缶詰には生魚と変わらない成分が含まれています。

タウリンを含む食品と大豆食品

肝機能が低下するとコレステロールが処理できずに血液中にたまってしまいます。ですから肝機能をアップさせるタウリンを多く含む食品を食べましょう。タウリンはタコ、イカ、ホタテ、カキ、サザエ、アサリなどの魚介類に多く含まれています。タウリンは水溶性なので水に溶けます。煮る場合には野菜と一緒に煮て煮汁も食べるようにしましょう。さらに、大豆に含まれる大豆タンパク質はコレステロールを低下させます。大豆タンパク質の一部が胆汁酸と結合して排出され、新たな胆汁酸を作るため、血液中からコレステロールが肝臓にとりこまれて、血中のコレステロールが減ります。